同じ40代後半、同じ男性。でも「住む世界」が違う2人
日々多くのスタッフと向き合う中で、忘れられない2人の男性スタッフがいる。片方は「1円でも高い時給」を求めて自分を削り、片方は「自分の時間」を守るためにあえて仕事をセーブしている。この2人の差は、能力の違いではない。「過去の選択」と「時間の使い方」の差だった。
Aさん:家族を守るための「終わりのない労働」
現状
シングルファザーとして子育て中。若いうちに国家資格も取得し能力はものすごく高い。だが、その職では人間関係など精神的不安で一時期別魚種へ。高時給案件を希望し、休日もWワークで埋めるフル稼働状態。常に求人情報を確認し、10円でも高い求人を探す毎日。
葛藤
子どもが高校3年生で今から5年間は特にお金が必要。「今、金が必要」という切実な状況ゆえに、将来のための勉強や休養に1分も割けない。
プロの視点
労働時間を売って稼ぐスタイルは、体力が落ちた瞬間に破綻するリスクを孕んでいる。また、Wワークをすることによって、効率よく収入を得ることができるかは微妙だ。おそらく普通に勤務していれば管理者も目指せ収入もWワークをせずとも今と同等以上はもらえたかもしれない。
Bさん:過去の蓄えを「自由への切符」に変えた男
現状
元夜職。若いうちに集中的に稼ぎ、まとまった資産があると考えられる。現在は独身で、時給にはこだわらず「週4勤務」を選択。
余裕
余った時間でパチンコに行ったり資格の勉強に励む。彼は「お金」ではなく、将来の自分の「市場価値」を上げるために時間を使っている。また、仕事も給料よりもやりがいや自分のやりたいことを優先して選択をしている。
プロの視点
若い頃の「蓄財」が、20年後に「やりたくない仕事を選ばない権利」を与えてくれるという実例。お金だけを求めていないからこそ、逆に働きやすい職場に出会いやすい傾向にある。
25歳の僕が40代後半の2人のスタッフを見て
率直な意見
担当として2人を見ていて、同い年でも人生の中の選択の1つ1つで大きな違いがあることに背筋が凍るような感覚になった。今の僕が何の戦略もなく働けば、20年後にAさんのような「降りられないマラソン」を走ることになるかもしれない。僕が10円の値上げを気にし、朝5時からブログを書くのは、Bさんのように「自分の人生のハンドルを自分で握る側」に行きたいからだ。
どちらが幸せか
どちらが真に幸せかというのはわからない。誰かのために本気で自分の人生を使い、お金を稼ぐAさんは人生において何か自分の生き様を残すという意味ではものすごくかっこいいし、若いうちにお金を稼ぎ常に趣味などに時間を投下でき毎日を楽しめるBさんはストレスも少なく幸せだと思うが、死ぬときは孤独になってるかもしれない。今だけを見れば、Bさんは幸せだと思うし、人生の選択肢もBさんが多い。ただ子どもを育ててるAさんは自分以外がもたらせてくれる幸せが待っている可能性もある。今なのか将来なのかで幸せを見る尺度も変わってくる。
私の思い
私はまだ結婚もしてないが近いうちにすると思う。そしたら当然子どもについても考える。子どもが生まれたら、ついに真の社会人生活が始まるかもしれない。18歳まではある程度決まったルートがある。それに合わせてお金を使うところを見極めて、選択をできる未来を作ってあげたい。そのために結局Aさんのようにはなると思うが、どこまで余裕を持てるかは、子どもが生まれるまでの期間や生まれてから一定の年になるまでの努力で変わる。
20年後のあなたを救うのは、今日の「1円」と「1時間」
- 人生には、どうしても稼がなければならない時期がある。でも、それと同時に「未来の自分を楽にする準備」を始めなければならない。
- 10円を笑うのではなく、10円を資産に変え、1時間をスキルに変える。
- その積み重ねだけが、僕たちを「自由な40代」とその先へ連れて行ってくれる。
- 未来の自分を決めるのは自由な今の時間かもしれない。そのために私は努力する。

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